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不正利用されても問題なし!?クレジットカードには紛失保険・盗難保険がある
クレジットカードを紛失してしまうと、場合によっては不正利用されてしまうこともあります。
ですが、ご安心ください!
クレジットカードにはすべてのカードに自動的に紛失保険・盗難保険が付帯しています。
- クレジットカードの紛失保険とは?
カードをなくした時に不正利用された被害を補償 - クレジットカードの盗難保険とは?
カードが盗まれて不正利用された被害を補償
2つとも状況が異なるだけで補償内容は同じです。
当記事ではクレジットカードを紛失してしまったり、盗難にあったときの対応について説明します!
ちなみに、補償適用には手続きが必要&不正発生からの期限があるので注意が必要です。そちらについても詳しく解説します。
クレジットカードの紛失や盗難に気づいたらやること
- カードが入ってる財布ごと落としちゃった!
- 財布に入れておいたはずのカードがなくなってる!?
そんなときは焦る気持ちを抑えつつ、落ち着いて対応していきましょう。
きちんと対応すれば補償を受けることができます!
実際に紛失・盗難したときの対応は以下の3ステップです。
- クレジットカード会社に電話して紛失・盗難の旨を伝えてカードを停止
- 警察に届け出を出す
- クレジットカード会社に警察に届け出を出したことを伝え、カードの再発行手続きをする
一つずつ詳しく説明します。
①クレジットカード会社に電話して紛失・盗難の旨を伝えてカードを停止
まずは、紛失・盗難されてしまったカードが不正利用されないように早急にクレジットカード会社に連絡しましょう。
全てのカード会社に緊急連絡先が用意されていて、365日24時間受付可能となっています。
時間を気にすることなく連絡をしてください!
電話番号はGoogleなどで「クレジットカード名+紛失+連絡先」などで検索すると一発で出てきます。
電話では担当者と本人確認などのやりとりがありますが、カードの利用停止は2~3分で完了します。
②警察にクレジットカードの紛失・盗難届けを出す
続いて警察に紛失・盗難届けを出しましょう。警察署や交番に足を運んで書類を記入します。
書類の記入や警察の方とのやりとりは15分ほどもあれば済みます。
また、警察庁のホームページにも用紙が用意されていますので、あらかじめ作成して警察署または交番等に届出をしていただくと、より時間を短縮できます。
その場で落とし物として届けられているかも確認してくれます。もしも財布などが届けられていた場合には、手続きをして受け取れます。
落とし物を受け取るには、受け取る人の身分証明書(運転免許証、保険証、学生証、パスポート等)と印鑑が必要なので、一応持っていくことをオススメします。
③クレジットカード会社に警察に届け出を出したことを伝え、カードの再発行手続きをする
警察に届け出を出したら、カードの再発行の手続きです。
再度、カード会社に電話して再発行の手続きをします。電話で10分もかからずに済みます。
注意!
ちなみに再発行まで時間がかかるため、サブのカードが無いと支払い関係が大変になります
なので、カードを停止した段階でスピード発行できるカードを申し込む人も多いのです。
できれば、早めに代替のクレジットカードを申し込んでおくことをオススメします。
紛失・盗難でもクレジットカード会社からの補償がないケース
盗難・紛失したカードが不正に利用されたとしても、すべてのケースで補償が受けられるわけではないということはご存知でしょうか?
たとえば、以下のような場合は補償の対象外となりますので注意しましょう。
中でも、保険の適応期間がとくに注意すべき項目です。
たとえば、普段使わないカードを盗難されて不正利用されたとして、気づかずに60日以上経っていたら補償を受けられないのです。
他のケースも大切なので詳しく説明します。
- 多くのカードで保険の適用は60日以内という条件がある
- カード裏面にサインが無い
- 暗証番号が生年月日や単純な数字列(例:1111、1234など)
- 暗証番号が容易に推測できるものとクレジットカードが一緒に携行されている
- 暗証番号を知られてしまった場合
- 家族や同居人を含め、他人がカードを利用した
- その他本人の重大な過失と判断されたもの
多くのクレジットカードで保険の適用は60日以内という条件がある
クレジットカードが盗難や紛失でなくなったのにすぐ気づいてカード会社に連絡した場合は、ほとんど不正利用から60日以内の連絡になるのでとくに問題がありません。
しかし、普段使わないカードを盗難されて不正利用されていて、さらに明細などを確認せずに気づかず60日経過してしまったら大変です。
1ヶ月の明細がわかるのは、利用から30日経過していることもあり得ます。
Web明細ではないと1ヶ月に1度しか明細を見る機会はありませんからね…。
なので、気づいてから60日経つまでに意外と時間がないケースも可能性としてあります。
いつでもWeb明細をチェックできるようにしておいたり、1ヶ月に1度の確認は徹底するなどして対策しましょう!
クレジットカード裏面のサイン見直しは必須
カード裏面のサインは補償を受ける際に必須です。
もしまだ記入していないなら至急サインを記入してください!
そもそもカード裏面にサインが無いクレジットカードは、お店としても決済することが禁止になっていますのでお買い物ができません。
また、せっかくサインをしているのに薄くなってしまっている可能性があります。
すぐにお手持ちのクレジットカードの裏面を確認して、もしサインが薄くなっているようでしたら、濃いペンで書きなおしておいた方が無難です。
なおペンは油性がいいでしょう。
クレジットカードの暗証番号を工夫してみよう
暗証番号は忘れないように生年月日にしている方も多いと思いますが、その場合、万が一の時に補償が受けられなくなるので要注意です。
だからといって何のゆかりもない番号では覚えておくのが不安という方も多いのではないでしょうか。
そこで、暗証番号を少し工夫してみてください。
例えばこのような番号であれば忘れにくく、分かりづらいと思います。
- 生年月日は日付だけではなく西暦や年号を独自ルールで組み合わせる
- いつもの生年月日の4桁の数字の順序を逆にする
- 両親の生年月日を暗証番号にする
こんなちょっとした工夫でわかりづらく、さらに忘れづらい暗証番号を作ることができます。
ぜひお試しください。
家族や同居人をはじめ他人にクレジットカード 貸さないようにしよう
家族や同居人だったとしても、クレジットカードを貸しまった場合には、不正利用があっても補償を受けることができず、自分自身が負担しなければいけません。
クレジットカードを契約者本人以外が利用することは、カード会社の契約に違反することとなりますし、利用したお店側からすると詐欺罪で訴えられてしまうことありますのでやめましょう。
まとめ:クレジットカードの補償をきちんと理解しておこう!
カードの紛失・盗難で補償を受けられないケースをみてきました。
実は紹介した補償がされないケースは、どれもクレジットカードの利用規約に違反をしている事項です。
もしも心当たりがある項目があればすぐに見直すようにしてください。
クレジットカードはショッピングのほかにもキャッシングや、違法ですが現金化ということもできてしまい被害が甚大です。
万が一の時に被害を拡大させないためにも、これを読んだらすぐにクレジットカードの周辺状況を見直してもらえたらと思います。
ちなみに2017年のクレジットカードの不正利用は236億円を超えたそうです…。
背景にはネットショッピングが増加したことが挙げられており、いつでも近くに不正利用が潜んでいそうですね…。気をつけましょう。
参考:クレジットカード不正利用の被害が急増 過去最悪の236憶円超に
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学生クレカ管理人

自分が大学生・未成年時代のお金・クレジットカードの失敗経験をもとに、同じ失敗をする人・クレジットカードについて悩む人を一人でも減らしたいという気持ちで当サイトを5年以上運営している。
100枚以上のクレジットカードを比較検討し、累計14枚のカードを所有してきた(大学生の頃は6枚所有)。マイルを累計20万以上保有。航空券をほぼ無料にし、ふらっと旅行に出かけるのが趣味。Amazonでのお買い物も累計30万円分以上、ほぼポイントで済ませている。
カード会社幹部や広報部ともつながりがあり、常に知識をアップデートしている。
これからも、少しでもわかりやすい記事を届けられるように努力していきます!
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