クレジットカード審査と年収の関係性。社会人向けの一般カードや上位カードの「安定継続収入」ってどのライン?

クレジットカード審査と年収の関係性。社会人向けの一般カードや上位カードの「安定継続収入」ってどのライン?
「学生・バイト無しで収入ゼロ。クレジットカードは作れる?」

「専業主婦で収入がないときの年収欄はどうしたらいいの?」

「会社員だけど年収は額面で計算?それとも手取りで計算?」

「転職したばかりで年収がわからないんだけど・・・」

クレジットカードを申し込むときに必ず記入する「年収」

そもそも記入方法がわからない、という場合もあれば、どのくらいの年収があればクレジットカードの審査に通れるか知りたい、という場合もあると思います。

この記事では

  • クレジットカード審査の上での「年収」の重要性
  • 申し込み条件の「安定継続収入」の意味
  • 職業別の年収の記入方法(←細かく決まっています!)
  • タイプ別でのクレジットカードの選択肢の例

を中心に解説します。

この記事のもくじ

クレジットカード審査と年収の関係性や基礎知識

クレジットカード審査と年収の関係性や基礎知識

まずはクレジットカードの審査において、割賦販売法が公式に定める基準があります。

クレジットカードの限度額については、包括支払可能見込額に経済産業大臣が定める割合(90/100)を乗じた額とします。

これを超える場合、包括クレジット業者はクレジットカードを発行、増額することはできません。

引用:早わかり改正割賦販売法(経済産業省)

この「包括支払可能見込額」の部分にあなた自身の年収が大きく関わってくるのです。

支払可能見込額=年収−生活維持費−債務残高

そもそも支払可能見込額は「年収−生活維持費−債務残高」で算出されます。

例えば以下のような場合だと

  • 年収:400万円
  • 居住地:東京都中央区
  • 住宅ローン:あり(住宅所有)
  • 世帯人数:4人
  • 住宅と世帯から自動計算される生活維持費:240万円
  • 債務残高:30万円

400万円 – 240万円 – 30万円 = 130万円となり、経産省定める基準により130万円の90%ギリギリで考えると110万円までの限度額でクレジットカード契約ができるというわけです。

注意!

現実的には、カード発行業者の審査もあり、上記の基準での範囲内で、控え目の限度額設定でのクレジットカード発行となるケースがほとんどです。上記のケースですと30-50万円程度の限度額スタートになりそう。

では、「年収−生活維持費−債務残高」のそれぞれの項目を細かく説明します。

年収は自己申告が基本であり証明書などは求められない

まずは年収ですが、基本的に自己申告です。

なので源泉徴収票を提出したりと、収入証明をする必要はありません。

とはいえ虚偽申告はNGです。過度に正確なデータを出す必要はありませんが、少なくとも10万円単位で正しく申告しましょう。

ちなみに、カード会社はあなたの入力した会社規模や勤続年数、雇用形態などからある程度の年収額を予測できます。

虚偽した年収が、カード会社の予測とあまりにズレている場合には、電話で事実確認などもある可能性があるので、きちんと正しく入力しましょう!

ポイント!

収入証明書は、キャッシング機能をつける際など、貸金業法で定める収入証明書提出の義務にあたらない限りは求められることがありません。

貸金業の基準で、

  1. ある貸金業者から50万円を超えて借りるとき
  2. 他の貸金業者から借りている分も合わせて100万円を超えて借りるとき
  3. どちらかに当てはまる場合、「年収を証明する書類」の提出が必要です。

職業・学生かどうか・主婦かどうかで年収の記入方法はちょっと違う

ところで、年収の正しい記入方法をここで紹介します。

  1. 会社員
  2. 事業主
  3. 主婦・学生など

の3パターンで年収の書き方が違うので少しだけ注意が必要です。

まず会社員の場合は、税引前の額面年収で問題ありません。

例えば月給30万円で、夏と冬のボーナスが2ヵ月分出るとしたら、30万円 × 12ヵ月+30万円 × 2ヵ月 × 2回=480万円です。

もしも転職したて、就職したて、という場合には、月給30万円の仕事に就職したので、まだ1年働いたわけではないけど、年収360万円と申請する、という感じでOKです。

続いて事業主の場合は、収入金額から経費を引いた所得を年収として入力します。売上収入が1,000万円で経費が300万円の場合は700万円とするイメージです。

最後に主婦や学生などの場合ですが、もしもパートやアルバイトをして収入があればそれを記入しましょう。

また年収がない場合もあると思います。クレジットカードによっては若干異なりますが、同居家族の年収を申告する場合もあれば、0円と入力する場合もあります。

収入がゼロだとクレジットカードの審査に通らないんじゃないの?!と心配になるかもしれません。

しかし、配偶者や扶養されている親族の年収をもとに審査されるため、安心してゼロと正直に入力しましょう。

ポイント!

経済産業省が定める「割賦販売法」でも、「専業主婦(夫)等の場合は、世帯の収入に基づいて、クレジットを利用することができます。」という規定があり世帯年収を申告できるカードや、配偶者に収入があると申告できるカードがあります。

生活維持費は法律で機械的に決められている

続いては「支払可能見込額=年収−生活維持費−債務残高」の「生活維持費」の部分です。

生活維持費は直接入力するわけではなく、住まいや家族構成について入力することで自動的に計算されます。

クレジットカード協会によると、法律により機械的に決められており、以下の通りに算出されます。(※東京23区等最高値の例)

利用者含め、生計を共にする人数の合計1人2人3人4人以上
住宅所有かつ住宅ローンなし
住宅不所有かつ家賃支払いなし
90万円136万円169万円200万円
住宅所有かつ住宅ローンあり
住宅不所有かつ家賃支払いあり
116万円177万円209万円240万円

債務残高はキャッシングやカードローンの金額を入力

債務残高は、現在どのくらいクレジットカードキャッシング・消費者金融のカードローンを利用しているのかを申告する部分であり、対象になります。

具体的には、貸金業法が適用される借入金(貸金業者からの借入・信販会社からの借入・クレジットカード会社からの借入キャッシング)が対象。

クレジットカードの1回払いなどの分は省いてOKですし、利用していないキャッシング利用枠は総量規制の対象になりません!

他にも、住宅ローン・自動車ローン・銀行カードローン・携帯電話本体の分割払いなどは対象外です。

クレジットカードの申込基準の「安定継続収入」について

クレジットカードの申込基準の「安定継続収入」について

ここまででクレジットカードの年収の記入方法や、限度額の計算が理解できたと思います。

ところで、クレジットカードの申し込み条件に「安定継続収入」というのがネックで申し込みを躊躇(ちゅうちょ)してしまう人がいます。

そこで、割賦販売法の諸条件をまとめた上での「安定継続収入の条件」について説明します。

安定継続収入は「サラリーマン>自営業」

安定継続収入とは、そのままですが「安定しており継続的な収入」を指し、収入が多いからと言って「安定した収入がある」とは判断されません。

たとえば、大企業のサラリーマンなんかは、安定継続収入に一番該当すると言えます。

大企業であれば会社が倒産するリスクが相対的に低く、自営業などに比べると継続的に収入があるのはイメージできると思います。

その点を考えると、パート・アルバイトだと厳しい可能性があることは否めません。

申込者本人に、少なくとも(年収 – 生活維持費 – クレジット債務)で50万円程度のプラスがほしいです。

注意!

クレジットカード会社の社員の方にもヒアリングしつつ、参考に記載しています。やや筆者の所感も含めた表現をしておりますが、だいたい実際の値に近い金額だとは思います(限度額30万円程度で発行される一般的な年会費無料カードを想定しています)。

申し込み目安の年収が200万円以上推奨のパターンについて

また、目安の年収として多くの場所で「推奨年収は200万円以上」などと書かれています。

これはなぜか?

前述した、支払可能見込額=年収−生活維持費−債務残高を計算するときに、年収が100万円だと、場合によっては支払可能見込額がマイナスになってしまうことも多いためです。

支払可能見込額がプラスになり、余裕が出るラインが多くのケースで年収200万円です。

これは、家賃支払いありの一人暮らしがベースで考えられており、もしも3人世帯以上になってくると要求される金額はさらに増えます。

安定収入=定職?

クレジットカード場合によって申し込み条件に「定職」が含められていることもあります。たとえば、アメリカン・エキスプレス・カードなどが申込資格のひとつとして定めています。

「定職」の判断基準としては、パート・アルバイトは原則不可であり、派遣社員・正社員・自営業・会社役員などであれば申込可能です。

安定収入がない学生(年収0円)がカードを持てるのはなぜ?!

ところで、学生がクレジットカードを発行できるのに疑問を持ちませんか?

支払可能見込額=年収−生活維持費−債務残高を計算すると、マイナスになることすらあります。

実は、学生専用カードなどはスタートの限度額を10万円にすることによりカード会社側のリスクを最小限に抑えてカードを発行しているのです。

経産省の割賦販売法でも定められている通り、限度額が30万円以下のクレジットカードを発行する場合は、過剰な債務や延滞等を確認する簡易な審査で発行可能であり、学生専用カードなどはこの仕組みを利用しています。

ポイント!

「学生は審査基準が特別だから、学生のうちにカードを作っておけ」などと言われるのはこれが理由。

学生向け特典やキャンペーンがお得なクレジットカードはこれだ!随時更新 学生向け年会費無料の最強クレジットカード徹底比較!

タイプ別:クレジットカードの選択肢の例

タイプ別:クレジットカードの選択肢の例

ここまでクレジットカード審査と年収の関係性を紹介しました。

実際に、以下の5つのパターンでクレジットカードを発行できるかどうか、について詳しく見てみます。

 

  • 18歳、学生、アルバイト無し、実家暮らし
  • 20歳、学生、アルバイトの年収80万円、仕送りをもらいつつ一人暮らしの家賃は自分で払っている
  • 21歳、学生、学業とは別に仕事を頑張っており年収300万円、実家暮らし
  • 25歳、社会人、企業に勤めており年収450万円、自分で家賃を支払う1人暮らし
  • 29歳、専業主婦で無職、夫が企業で働いている

自分の状況と似た部分を見て参考にしてください。

①18歳、学生、アルバイト無し、実家暮らし

基本は学生専用カードや学生申込可のクレジットカードのみ作ることができます。

クレジットカードの審査には「親権者の同意」も必要なので、親御さんと相談しつつ、クレジットカードを発行しましょう!

学生専用カードや学生申込可のクレジットカードでも、特典が充実している魅力なクレジットカードはたくさんありますよ^^

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②20歳、学生、アルバイトの年収80万円、仕送りをもらいつつ一人暮らしの家賃は自分で払っている

基本は学生専用カードや学生申込可のクレジットカードを選ぶべきでしょう。

年収80万円での申請だと社会人向けカードは厳しいと言えます。

理由は生活維持費に対し年収が下回っていると判断されるからです。

もし社会人向けカードを発行したいと思っている場合にはショックかもしれません。

しかし、学生専用カードや学生申込可のクレジットカードでも特典が充実している魅力なクレジットカードはたくさんあるので、是非探してみてください!

学生向け年会費無料の最強クレジットカード徹底比較!

③21歳、学生、学業とは別に仕事を頑張っており年収300万円、実家暮らし

収入が「生活維持費」を超える基準で十分にあり、学生としても社会人としてもクレジットカードに申込ができる状態です!

収入や年齢条件が厳しい一部のステータスカードは入会がまだ困難ですが、ゴールドカード・プラチナカードであっても持てるカードの選択肢があります。

ステータスカードなどは学生として申し込むと審査落ちする可能性が大きいですが、社会人として申し込むと審査に通るカードもありますよ!

学生や20代でも発行できるステータスカードについては「学生・20代の新社会人でもプラチナカードは持てる!申込条件ハードルが低いカードを比較・公開中!」が参考になります。

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④25歳、社会人、企業に勤めており年収450万円、自分で家賃を支払う1人暮らし

学生専用カード、一部の年齢制限があるカードには申込不可ですが、多くのクレジットカードに申込チャレンジ可能な状態と言えます!

ゴールドカード・プラチナカードも審査に通る可能性が十分にあるので、自分の欲しいクレジットカードに申し込んでみてください。

⑤29歳、専業主婦で無職、夫が企業で働いている

安定収入が条件にないクレジットカードか、夫が本会員のカードで家族カードを持つのがおすすめです。

ちなみに専業主婦(夫)等の場合は、世帯の収入に基づいてクレジットを利用することができます。

なので夫(妻)の収入等を含めた世帯収入を申告することが可能なので、発行できるクレジットカード幅は広がりますよ!

コラム:審査が不安・年収が足りないうちはバンドルカードなどの代替手段も

審査が不安・年収が足りないうちはバンドルカードなどの代替手段
さいごに「クレジットカードを発行できないけどキャッシュレス支払いをしたい!」という方のために、クレジットカードの代替手段を紹介します。

クレジットカード以外のキャッシュレス手段としては

 

  • デビットカード
  • プリペイドカード
  • 送金アプリ

などがあります。

当サイトでクレジットカード以外のキャッシュレス手段としておすすめなのが「バンドルカード(プリペイド型の決済サービス)」です。

バンドルカードは

 

  • 誰でもカード(バーチャルカード)がすぐに発行できる
  • チャージした金額の範囲内で使うことができる
  • 支払いに使った金額はすぐアプリで確認できる

という3つの便利なメリットがあります。

クレジットカードが作れない人や、なんとなく怖い印象がある!という方も安心して使いやすいプリペイド型の決済サービスとして人気急上昇中です。

ついに100万DLも達成し、その利用者数は今も増え続けています。

中学生・高校生でも持てるバンドルカード!

バンドルカードについて、詳しくは「バンドルカードは10代・学生に大人気!コンビニで現金チャージOK・使い方・支払い方法など徹底解説【ついに100万DL】」にまとめました。

興味がある場合には、是非読んでみてください!

まとめ

以上、クレジットカード審査と年収の関係性でした!

この記事の内容を理解すれば、安心してクレジットカードの申し込みができるはず。

当サイトではおすすめクレジットカードについてまとめているので「クレジットカード発行してみよう!」と思った場合は、以下の記事も合わせて読んでみてください^^

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運営者プロフィール

学生クレカ管理人

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自分が大学生・未成年時代のお金・クレジットカードの失敗経験をもとに、同じ失敗をする人・クレジットカードについて悩む人を一人でも減らしたいという気持ちで当サイトを5年以上運営している。

 

100枚以上のクレジットカードを比較検討し、累計14枚のカードを所有してきた(大学生の頃は6枚所有)。マイルを累計20万以上保有。航空券をほぼ無料にし、ふらっと旅行に出かけるのが趣味。Amazonでのお買い物も累計30万円分以上、ほぼポイントで済ませている。

 

カード会社幹部や広報部ともつながりがあり、常に知識をアップデートしている。

 

これからも、少しでもわかりやすい記事を届けられるように努力していきます!

 

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