最終更新:2016年11月20日

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参考:http://www.apple.com/jp/apple-pay/getting-started/

2016年10月から日本でもApple Pay(アップルペイ)が利用できるようになりました。財布からお金を出さずにコンビニなどで決済したり、Suica機能で改札を通過したりということがiPhone一つでできるようになったのです。

Apple Payは今までのおサイフケータイとどのように違うのか、どうやって使うのか、いろいろ疑問があるでしょう。今回はこのApple Payを徹底的に検証してみましょう。

Apple Payの仕組み・使えるサービス

Apple Payはアップルが決済手段を提供しているわけではなくおサイフケータイのように、iPhoneに決済手段を取り込んで利用するものです。日本ではiPhone7 / 7 Plus、Apple Watch Series 2から利用できます。下記にApple Payの仕組みを解説しましょう。

Apple Payは電子マネーのご用達、FeliCaチップを搭載しているが?

海外ではVISAやマスターカードが提供している「Visa payWave」、「MasterCardコンタクトレス」が電子マネーとして普及しています。日本ではほとんど聞かない名称ですが、これは日本の電子マネーと全く違う規格だからです。日本ではソニーが開発したFeliCa(フェリカ)というICチップによる通信技術を応用した電子マネーが普及しています。楽天EdyやSuica、nanaco、WAON等すべての電子マネーはこの方式を採用しています。

Apple Payの日本への提供が遅れた理由はこの規格の違いに原因があります。しかし、iPhoneでもFeliCaチップを搭載することでようやく日本でもApple Payが利用できたのです。

Apple Payはクレジットカードを登録して電子マネーとして使う

Apple Payにはクレジットカードを登録することができますが、直接クレジットカードとして決済をするのではなく、クレジットカードによってiDまたはQUICPayで決済します。これらは後払い方式の電子マネーなので請求はクレジットカードの支払いとして行います。そのためそれぞれのクレジットカードのポイントは通常通り付与されます。

またモバイルSuicaとしても利用できるので、登録したクレジットカードでSuicaにチャージすることもできます。

■Apple Payで利用できるサービス

電子マネー

iD、QUICPay、モバイルSuica

QUICPay対応

JCB・オリコカード・クレディセゾン・ビューカード・三菱UFJニコス・au WALLETクレジットカード・TS CUBIC CARD

iD対応

三井住友カード・イオンカード・dカード・ソフトバンクカード

その他対応サービス

ANA SKiPサービス、iTunesギフト券、ホットペッパーグルメ

※2016年11月時点の情報です。

おサイフケータイに比べると提供しているサービスはまだ少ないですが、Suica以外は後払い式の電子マネーにしか対応していないという点がネックとなっているようです。日本で普及しているのは前払式の電子マネーが中心で楽天Edy、nanaco、WAONといった電子マネーが主流です。今後これらの導入に期待しましょう。

国際ブランドはApple Payにどう関係する?

最も普及しているVISAブランドのカードはApple Payには登録できないのでしょうか?Apple Payの利用は大きく3つに分けることができます。

  1. iD・QUICPayでの買い物
  2. 電子マネーチャージ
  3. インターネット・アプリでのオンライン決済

この内1,「iD・QUICPayでの買い物」に関してはVISAブランドのクレジットカードでも登録可能なクレジットカードであれば利用することができます。これは国際ブランドに関係なく、いずれかの電子マネーに振り分けて請求されるからです(楽天VISAカード可)。

しかし2と3に関してVISAカードは利用することができません(楽天JCB・マスターカード可)。また、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードは登録ができずセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードといった提携カードを登録するしかありません。しかし、海外ではアメリカン・エキスプレスはApple Payに登録できるので、いずれ登録可能になるかもしれません。

Apple Payの登録方法

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Apple Payに登録したクレジットカードが年会費有料であればカード年会費はかかりますが、Apple Payを登録するための手数料や年会費といったものは一切かかりません。完全に無料のサービスとなっています。

またクレジットカードなどの登録方法も簡単でクレジットカードの表面をiPhoneのカメラで撮影して、カード裏面のセキュリティーコードを入力するだけです。また、Suicaの登録も簡単でSuicaカードやSuica定期券の上にiPhone7を置くだけで、FeliCaチップの情報を自動的に読み取ります。だれでも直感的に登録ができます。説明書は不要です。

Apple Payのメリット・デメリット

Apple Payの仕組み・使えるサービスについてはわかっていただけたでしょうか?次はApple Payにはどんなメリット・デメリットがあるのかご紹介しましょう。

Apple Payのメリット:モバイル性と高いセキュリティ

今まで決済手段に全く対応できていなかったiPhoneで各種決済や、交通手段の利用がキャッシュレスで、しかも毎日持ち歩く端末で利用できるようになった点が最大のメリットと言えるでしょう。

これによってiPhoneユーザーは持ち歩くカードを減らすことができるので財布が軽くなります。QUICPayやiDの利用ではクレジットカード会社のポイントも貯まるのでお得です。

セキュリティ面でもApple Payは高い安全性があります。クレジットカード情報など個人情報は暗号化してiPhone内に保存されます。万一紛失しても「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定するとApple Payを一時利用停止にできます。

Apple Payでは電子マネー機能で実際の店舗での買い物ができますが、アプリ内やWEB上でも買い物をすることができます。特にネットショッピングでは安全性を気にする人も多いでしょう。Apple Payではクレジットカード情報をお店に伝えることがない仕組みとなっているので、安心して使うことができます。

また、指紋認証のTOUCH IDがあるので、iPhoneを盗まれても第三者に悪用されることもありません。

Apple Payのデメリット:使えるサービスがまだ限定的、今後の展開に期待

Apple Payのデメリットは使えるサービスがおサイフケータイに比べるとまだ少ないという点です。日本でのサービス開始は始まったばかりなので、今後の展開に期待するしかありません。

また、機能面でもモバイルSuicaの一部機能(JR東海のエクスプレス予約、銀行チャージ、キャリア決済チャージ、ネット決済サービスなど)が使えないといったデメリットもあります。これからiPhoneを使おうと思っている人にとってApple Payはそれほど魅力がないかもしれませんが、すでにiPhoneユーザーであれば十分メリットのあるサービスです。

Apple PayでSuicaを活用するならビューカードを登録しよう

ビューカードであれば、Apple Payに登録してオートチャージすることもできます。オートチャージにしておけば改札口で残高が自動で補充されるので、残高不足で通れないということがなくなります。Suicaオートチャージに使えるクレジットカードはビューカードだけです。もちろんApple Payを利用してもビューサンクスポイントが1.5%付くのでお得です。貯まったポイントはSuicaに移行することができます。

Apple Payのキャンペーン情報

Apple Payが解禁になりクレジットカード会社でも自社カードを登録してもらおうと、早速キャンペーンを展開しています。2016年11月14日時点で行われているキャンペーンをご紹介しましょう。

クレジットカード会社のキャンペーン一覧

■三井住友カード

~2016年12月31日:Apple PayでiD利用をすると、先着5万名まで三井住友カードが最大5,000円まで負担。(要エントリー)
三井住友カードの公式サイトでチェックしてみる!

■JCB

~2017年1月17日:JCBカードを追加したApple Payの利用金額10%(最大5,000円)をキャッシュバック。(エントリー不要)
JCBカードの公式サイトでチェックしてみる!

■オリコ

~2017年1月31日:エントリー後Apple Payを10,000円以上利用すると10%ポイントバック(5,000円分が上限)。また50,000円以上の利用は抽選で100名にiPhoneアクセサリー3点セットをプレゼント
オススメのオリコ系カードはこれ!

■イオンカード

~2016年12月20日:Apple Payにイオンカード登録、1,000円以上の利用で抽選絵1,000名に10,000ポイントプレゼント。イオンJMBカードの場合は5,000マイルプレゼント。どちらもエントリー不要。

■ビューカード

~2017年1月31日:Apple Payにビューカード登録、期間中Suica関連またはQUICPayで5,000円以上利用した全員に400ポイント(1,000円相当)プレゼント

■セゾンカード・UCカード

~2016年12月31日:Apple PayでQUICPayを利用すると全員に777円キャッシュバック(777円未満の利用は残金)。

■au WALLETクレジットカード

~2016年12月28日:Apple Payへの登録で100ポイントプレゼント。QUICPay加盟店での利用ポイントが2倍(上限1,000ポイント)。

■ソフトバンクカード

~2016年12月31日ソフトバンクカードをApple Payに登録して専用アプリからチャージすると、2,000円分のプリペイドバリュープレゼント。

■dカード

~2017年1月31日:dカードをApple Payに登録、合計10,000円以上利用すると、抽選で1,000名に10,000dポイントをプレゼント。

※キャンペーンは延長・中断される可能性があります。上記は2016年11月14日時点の情報です。

自分が登録する予定のクレジットカードのキャンペーンを確認してみましょう。また、キャンペーン内容によって登録カードを決めるのもいいでしょう。ただしキャンペーには条件が伴う場合があるので、詳細は必ず公式ホームページでお確かめください。

まとめ:

日本では導入されたばかりのApple Payですが、早くも登録可能なクレジットカードを持つカード会社はこぞってキャンペーンを開始しています。今回日本に導入したApple Payは日本で販売しているiPhoneでなければ利用できません。反対に日本で発売されているiPhoneでは海外でApple Payによる決済もできません。つまり日本だけの特別仕様ということになります。

世界のアップルがそこまでするというのは、世界的にはサムスンにシェアを奪われているという現状があります。日本では人気のiPhoneなので、日本だけの対応をしたというのもうなずけます。

日本国内で利用する場合はApple Payは便利に使うことができます。今までSuicaやクレジットカード、電子マネーと使い分けていたiPhoneユーザーにとっては大きなメリットがあるでしょう。機能的には日本のおサイフケータイにはかないませんが、まだApple Pay元年であることを考えると、将来が楽しみということも言えるでしょう。これからiPhoneに切り替えようと考えている人も、Apple Payの導入は切り替えに大きなきっかけになったでしょう。クレジットカード会社がキャンペーンを実施している間にApple Payを活用してみましょう。

※外部サイト:apple公式サイト Apple Pay – 始め方