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まずは確認。クレジットカードの延滞とは?

みなさんはクレジットカードの支払い期限をきちんと守ってますでしょうか。1人暮しをされている方だとクレジットカードのほかにも電気・ガス・水道・家賃・携帯電話と色々なタイミングで支払い期限が到来するので支払いに翻弄されている方もいるかもしれませんね。でも支払いの延滞だけは絶対にNGです。なぜならたった一度でも支払いを延滞すると、その記録は信用情報機関に登録され、約1年は履歴が残ってしまいます。

また、延滞が3カ月以上におよびブラックリスト化されると、もう新しいクレジットカードの申し込みや、車や教育のローン、キャッシングなどあらゆる金融サービスの審査がほとんど通らなくなってしまいます。そのため、延滞は絶対にしてはいけないと強く認識をしましょう。

ブラックリストとは?

まず、そもそも金融業界にブラックリストというものは正式には存在しません。金融業者が加盟している信用情報機関に、「事故情報」が載ってしまうことを一般的に「ブラックリスト」と読んでいます。この個人信用情報というのは、加盟しているクレジットカード会社や金融機関、ローン会社などが閲覧できるようになっているものです。

もっと詳しく知るなら、こちらから:クレジットカードのクレヒスの恐怖!ブラック・スーパーホワイトって何?どうやって回避する?

延滞になるまでのステップ

クレジットカードの引き落としは口座振替になっているケースがほとんどです。そのため、うっかりすると引き落とし当日に残高が不足して支払いが遅れるということは良くあることだと思います。ではこの状態は延滞でしょうか。実はこの状態ではまだ延滞ではありません。実は、延滞になるには時間的な猶予とクレジット会社の配慮があります。そのため、その猶予期間内にきちんと支払いを済ませれば延滞として信用情報機関に登録されることはありません。ちなみに延滞までのスケジュールはこのようなイメージです。

  • 残高不足で引き落としができない(支払い日当日)
  • 支払依頼書が自宅に届く(支払い日から約1週間後)
  • 支払依頼書の支払い期限の超過(支払い依頼書期限の1週間後)
  • クレジット会社からの期限までに支払わないと延滞になる旨の連絡。(さらに2~4日後)
  • クレジット会社指定の期限の超過(クレジット会社からの連絡の約1週間後)
  • 延滞

このように、実は引き落とし日当日から実際に延滞になるまで約1カ月弱の猶予があります。

また、そこまで到達するまでには、ご丁寧にクレジット会社からコンビニエンスストアで支払える支払い依頼書が郵送されたり、電話での注意喚起の連絡などが入るようになっています。ただ、だからと言って決して安心しないでください。なぜなら支払い依頼書で支払う段階でもうすでにクレジット会社へ支払う事務手数料(通常300円程度)が発生しているからです。

結論として、期限にきちんと支払わないことが、クレジット会社に迷惑をかけるのと同時に、無駄な手数料を支払うことにもなるということです。これではせっかく一生懸命ポイントを貯めていても元も子も無いですね。

延滞を起こさないための注意点

では、支払い延滞を起こさないためにはどうすればいいでしょうか。それにはこのような基本的なことをきちんと実行することが大切です。

  • 支払い日の確認
  • 口座の残高の確認
  • 支払い依頼書が届いたら期限までに必ず支払う
  • もし支払い依頼書の期限を超過したらすぐにクレジット会社に即連絡する
  • そもそもカードを使い過ぎない

基本ですね。ただ、支払い日とその当日の残高については忘れてしまうこともあると思います。そんな時は銀行のメールサービスを利用するのがオススメです。銀行のメールサービスでは前日までの引き落としの予告や、引き落とし日当日の残高不足を連絡してくれます。これなら忙しい方でも支払い依頼書を受け取る前に支払うことができそうですね。

また、遅延を起こさないために以下のポイントも最低限おさえておきましょうね。

銀行口座への入金を絶対に忘れないこと

まずは当たり前のことですが、銀行口座への入金を忘れないことです。人によっては引き落とし用の口座を分けている場合もあるかと思います。ですから、入金日を忘れないように、「毎月◯日には◯◯銀行へ入金する」というリマインダーを設定しておきましょう。

スケジュール帳で管理するのも良いですが、期日に携帯電話のアラームが鳴るように設定しておいたり、前述のように銀行のメールサービスで設定をしておくのも良いと思います。

リボ払いに変更する

指定日に引き落とせなった場合、その理由として、「そもそもお金が足りない」「お金はあるのに入金し忘れた」の2通りがあるかと思います。残高不足にならないよう、日頃から引き落とし日と金額を確認しながら利用するようにしましょう。そして、「今月はついクレジットカードを使いすぎてしまったな・・・。」という時には、あとからリボ払いや分割払いに変更できるサービスがありますのでそちらを利用しましょう。

1ヶ月にかかる負担を少しでも減らすことで、支払い遅延を防止することができます。一度、利用しているカード会社に問い合わせてみてくださいね。※金利が上乗せされるので、なるべく使わない方がいいですけどね。

給与振込口座から直接引き落としをする

口座引落が良いと書きましたが、お金が入っていない口座で、クレジットカードの引落前に毎月わざわざ入金しているようでは意味がありませんよね。会社の給与が振り込まれる口座など、メインで使っている口座を、そのまま引き落とし口座にしておくことが大切です。

そうすると、「入金忘れ」を防止することになり、しかも残高が潤沢なので、支払い日を意識せずとも、気が付けば自動で引き落としが完了しています。忘れっぽい人でもできる、遅延の防止策です。

支払い日を変更する

クレジットカード会社によっては、支払い日を変更できる会社もあります。たとえば、三井住友VISAカードは、カード発行後であっても支払い日を26日か10日に変更することができます。25日に給与が振り込まれる会社も多いので、26日を引き落とし日に設定しておけば、口座残高にビクビク気にすることもなくなり、スムーズに支払いをすることができます。

三井以外にも、支払日・締め日が変更できるカードをまとめています。こちらからご覧ください。
締め日と支払日って何?主要カード会社の締め日・支払日まとめ

引っ越しをした人は要注意!必ず登録住所を変更しておこう

クレジットカードの登録住所の変更を必ずしておくことも大切です。利用料金の延滞が発生して、「再引き落とし日のご案内」や「支払督促状」が登録住所に届いているにも関わらず、引っ越しをしたあなたは、現住所で気が付かないまま、知らない間に差し押さえされる危険性があります。

日本郵便では引っ越しをした後に、近くの事業所に転居届を出しておくだけで、1年間、旧住所あての郵便物を新住所に無料で転送してくれるサービスがありますが、引っ越しをして何年も経過している場合は、「宛先不明」で返送されてしまいます。自分でも気づかないまま状況が悪化することになりますので、もし住所が変わった場合には、すぐにクレジットカードの住所変更を行いましょう。

クレジットカードの引き落とし日に残高が足りなかった・・・!

残高不足のため指定日に引き落とせなかった場合、クレジットカード会社から再引き落とし日を案内するハガキ、もしくは書面が届きます。この案内は、だいたい引き落とし日から1週間前後で届くようです。この案内には「親展」と書いてありますが、表には「督促」とは書かれていません。ですから、シールをはがすか封筒の中身を見なければ、「督促の郵便」ということは分からないと思います。郵便物が届いたら早急に確認する癖をつけておきましょう。

案内には、指定日に引き落とせなかったこと、金額、再引き落とし日、延滞金がある場合には手数料のほか、支払いが確認できるまでカードの利用ができないことが記されています。二度目の引き落としがないカード会社の場合、コンビニや金融機関で利用可能な振込用紙が入っていることもあります。用紙が届いたらすぐ振り込みをしましょう。

残高不足に気付いたら・・・

再引き落とし案内が到着する前に残高不足に気づいた時、やむを得ない理由で前もって引き落とせないことがわかっている時は、早めにカード会社に連絡しましょう。早めに連絡しておけば、再引き落とし日を変更したり、カード会社の指定口座に振込みで支払うことができるので、それによって本来はかかる延滞金をゼロにできるかもしれません。返済の遅延という情報も信用機関に残ることになるので、なるべく早く対応するのがいちばんです。

また、信用情報が気になるという方は、開示請求を行いましょう。個人信用情報機関に記録されている記録は、1,000円ほどの手数料を支払うことで誰でも照会することができます。

引き落としの案内を放置しておくと・・・

再引き落としの案内がきているのに、口座に入金せずそのまま放置していると、クレジットカード会社から電話による支払いの督促がなされます。ちなみに、再引き落としがない会社の場合、一度引き落としができなかった時点ですぐに電話がかかってくることもあります。連絡がつくまで繰り返し電話はかかってきます。

電話では、「いつまでに支払いをするか」を約束します。電話でクレジットカード会社に伝えるときには、例えば「給料日が30日なので翌日以降なら支払える」というように、理由と日程を具体的に伝えることが大切です。支払い日は、確実に支払える、なるべく早めの期日を設定しましょう。支払日が延びると、その分延滞金も加算されていきますし、信用も失われていきます。

そして、この電話で約束した日にも支払えなかった場合、なおかつ何も連絡しなかった場合、カード会社によっては今後の更新を拒否されたり、強制的に解約処分にされる場合があります。その結果、その人の「個人信用情報」には「支払いの延滞」や「強制解約」などといったマイナス情報が記録されてしまいます。本来の引き落とし日から支払完了日までの期間によっては、強制解約にならなくても「延滞」情報が載ってしまうことがあります。

裁判になることも!?

3ヶ月の支払い遅延を続けると、裁判所から支払督促状が届くことになるのですが、それでも支払いをしない場合には、銀行口座や給与が差し押さえられることになります。支払督促状が届いてから二週間以内に異議申立てをして、クレジットカード会社と分割返済の交渉ができれば和解することができますが、その期限にも遅れた場合には、ただちに差し押さえが執行されてしまいます。ここまできてしまうと、生活にも大きく影響を及ぼしてしまいます。手遅れにならないように、早めに動くことが大切ですね。

まとめ

カードの支払い日に引き落としができない場合、カード会社によってはその日のうちであれば何度か引き落としをかけてくれる場合もあります。ですから、残高不足に気が付いたら、その日のうちにとりあえず口座に入金をしてしまいましょう。本来なら1日2日程度遅れたくらいでは信用情報に影響はありませんが、何度も繰り返すとさすがに危険です。気が付いたらすぐに支払いを済ませましょう。

クレジットカードの支払い延滞は自身の信用情報が汚れますので絶対にNGです。

支払うものが多くて管理が大変な方もいるかもしれませんが、実は延滞までにはある程度の時間的な猶予がありますので、必ずそれまでに支払うようにしてください。ただ、それに甘えるのは厳禁です。なぜなら支払い依頼書が届いた時点でクレジットカードへの事務手数料が発生しておりコストが無駄にかかっているのと、そもそもクレジットカード会社へ迷惑をかけているからです。延滞を起こさないためには支払い日や口座残高の確認など基本的なことばかりです。

そうはいっても多忙な日々で管理が難しいという方は銀行のメールサービスを利用してみてください。引き落としの予告と残高不足をアラートしてくれるので支払い遅延の発生リスクを大幅に下げられます。

人間は忘れる生き物です。そのため、自分の記憶に頼るよりは仕組みを利用した方が確実です。この機会にぜひ銀行のメールサービスを利用してみてはいかがでしょうか。