カード会社

クレジットカードを初めて作る学生でも大丈夫!そもそものクレジットカードの仕組みを徹底解剖。

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クレジットカードは、どのような仕組みで運営されているのか。どのような会社や機関が連携しているのか。お金はどのように流れているのか。カード利用者・加盟店・カード会社の関係とお金の動きを徹底解剖してみましょう!

クレジットカードの役割は「信用による後払い」を可能にすること

「手持ちの現金がなくても、買い物ができる」のがクレジットカード。

なぜこんなことができるのかというと、カード利用者(カード会員)であるあなたが、クレジットカード会社の所定の審査に合格して支払能力があると信用されているからです。カード会社が、あなたが買い物した代金をカード会社に後払いすることに了承してくれているからです。

クレジットカードを申し込みしてカード会社に必要書類を提出すると、カード会社では「入会審査」が行われます。この審査では、あなたは信用に値する人物か、収入や借り入れ状況、これまでの利用状況などさまざまな角度から支払能力の調査が行われます。そして、この審査に無事合格した人だけにクレジットカードが発行され「カード会員」となることができます。そしてカード会員となったあなたは、クレジットカード会社の各加盟店で「信用による後払い」で買い物することができるようになるのです。

クレジットカードがあることによるメリット

こんなにも広く世界中に普及しているクレジットカード。それは、利用者側にも提供する側にも、みんなにメリットがある仕組みになっているからにほかなりません。それぞれ誰にどのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

カード会員のメリット

多額の現金を持ち歩く必要がなく、その場でほしいと思った商品を確実に購入することができます。例えば、買うつもりだったのに少しだけお金が足りなくて一品をあきらめる、なんていうことはもうなくなります。分割払いを気軽に利用できることで、少々高額のものまで、ほしいものを我慢せずに買うことができます。(分割払いの利用には金利がかかるので注意が必要です)

万一紛失したり盗難に遭ったりした際にも、現金とは異なり、金銭的な被害がなくて済みます。

また、ほとんどのクレジットカードにはポイントシステムによる利用代金の還元があるほか、多種多様なカード付帯サービスを利用でき、普段の生活をお得に豊かにすることができます。カード付帯サービスについて、詳しくは後述します。

カード加盟店のメリット

前述の「消費者が、買うのをあきらめる必要がない」点はお店側からすると、顧客が今ほしい商品を確実に売りやすくなります。

また、クレジットカード払いの場合ポイントによる還元があったり、気軽に分割払いができたりすることもあり、利用者としては高額な商品を現金よりもお得に買える、買いやすい心理もあります。これは店側にとっては、高額商品も売りやすくなるということになるでしょう。

ポイントを貯めたい利用者においては、「カード払いできるお店でしか積極的に買い物をしない」という人もかなり多い事実から、他店との差別化を図れることにもなります。逆に考えると、カード決済を導入しないと顧客が離れる恐れもあるわけです。

また、支払いのときにお札や小銭を数えたりすることなく一瞬で手続きが終わるため、利用客の回転が速くなることもメリットとされています。

カード会社のメリット

カード決済のシステムを提供することで、カード会社には、カード会員から年会費と分割払いやキャッシングサービスを利用した際に利息が支払われることになります。カード加盟店からは、加盟料と売上金額に応じた加盟店手数料が入ります。

また、カード会社に広告代を支払ってカード会社と提携し、カード会員に自社の商品やサービスの宣伝を行いたい企業からの広告収入を得られることもメリットとなっています。

クレジットカードでの支払いから、お店に代金が支払われるまでの仕組み

カード会員が、カード加盟店でカードを使って買い物をすると、その売上データはカード会社(イシュア/アクワイアラ)に集められます。売上データは全利用者分、期間を区切ってまとめられ、決められた日に加盟店が指定した銀行口座へ一括で支払われます。売上データの締日や回数、また代金支払われる期日については、カード会社によって異なり、またカード会社と加盟店との契約内容によっても異なります。

「イシュア」「アクワイアラ」がカード会員とカード加盟店をつないでいる

クレジットカード利用者と加盟店を結ぶクレジットカード事業者には、大きく分けて3つの区分があります。「国際ブランド」「イシュア」「アクワイアラ」です。

国際ブランド

「国際ブランド」には、VISA、Master、JCB、American Express、ダイナースクラブなどがあります。

イシュア

「イシュア」は、クレジットカード発行会社のことです。「国際ブランド」の許可を得てカード発行業務を行います。
また「イシュア」は、カード会員に対してのサービスが主な業務で、カード会員への利用代金の請求と回収などの業務を行っています。

アクワイアラ

「アクワイアラ」は、加盟店の管理をする会社です。加盟店になったお店にクレジットカード決済のシステムを導入し、売上データの管理を行います。「イシュア」と提携してカード利用者の利用代金を肩代わりし、加盟店に支払うのは「アクワイアラ」の役目です。

日本では、「イシュア」と「アクワイアラ」を兼ねる会社がほとんど

日本の場合、「イシュア」と「アクワイアラ」を兼ねる会社がほとんどとなっていますので、このふたつの違いをこれ以上深く掘り下げて知る必要はあまりないと言えるでしょう。(明確に分けて考えることができないため、余計に混乱してしまいます。)

なお、JCB、American Express、ダイナースは、「国際ブランド」でもあり「イシュア」でもあり「アクワイアラ」でもあります。

実際のカード利用から支払いまでには、どのくらいのタイムラグが発生するのか?

利用者(カード会員)の観点からと、加盟店の観点からと、両方を見ていきましょう。

利用者の支払いから、口座引き落としまで

国際ブランドとイシュアを兼ねているJCBのようなカードは、実際にカードを利用してから口座引き落としまでのタイムラグが短めです。

JCBの場合、支払いサイクルは「毎月15日締め切り、翌月10日引き落とし」です。例えば4月16日から5月15日までの利用分は、6月10日に口座引き落としとなります。

クレディ・セゾンなどの「イシュア」から発行されるカードの場合はこれよりも若干長く、例えばセゾンカードの支払いサイクルは「毎月末日締め切り、 翌々月4日引き落とし」です。4月1日から4月30日までの利用分は、1か月間をおいて6月4日に口座引き落としとなります。

小ネタですが、法人ベンチャー企業の社長など、特に支払いサイクルを長くして現金を持っておきたい人にクレディ・セゾンのカードがひそかに人気だったりします。

店頭でのクレジット利用から加盟店へ現金が振り込まれるまで

例えばJCBと三井住友カードの場合、締日も支払日も月2回ずつあります。「毎月15日締め切り、当月末日振込」「毎月末日締め切り、翌月15日振込」とタイムラグは短めです。なお、カード会員の支払方法の選択(ボーナス払いなど)によっては、このサイクルは変わります。

なお、カード会社と加盟店の間に、「決済代行業者」が入るケースもあります。決済代行業者は複数のカード会社の決済業務をまとめて管理してくれる利点があり、売上の締日や振り込まれるまでのタイムラグが短く回数も多いなどのメリットも提供しています。

個人商店など小さいお店は正直カードを使われるとキツい?

個人経営の小さなお店では、商品や材料の仕入は、量があまり多くなかったり変動的であったりすることで、支払いは都度現金で行われていることが多いようです。

日々の仕入をスムーズにするためには、現金はすぐ手元にあったほうがよいですよね。ということは、利用客からは直接現金による支払いをしてもらったほうが、資金繰りがスムーズになるだろうことが分かると思います。
便利とはいえ利用客がクレジットカード払いをすると、加盟店契約の入金サイクルにより、商品が売れてもその代金が実際にお店の収入となるのは2週間~1か月ほど先になります。ということは、お店に商品を揃えるための仕入に現金が必要でも、現金が入るのはしばらく先。それはキツイ。ということになるわけです。

実際にそのようなお店の利用客の立場になったとき、そこまで深く考えて配慮してあげるべきかどうかは、個人の価値観次第ということになると思いますが、このような事情がある事実だけは知っておいてもよいかもしれません。

当サイトにもそんな記事がありますね。
あえてクレジットカードで支払わない方がいいお店、特に寿司屋など個人経営の高級飲食店では支払い方法を考えよう

カード会社はどうやって儲かるのか?

カード会社は、どういう仕組みで収入を得ているのでしょうか?

カード加盟店からの手数料

カードによる支払いを受け付けるお店は、カード会社に手数料を支払うことで「カード加盟店」となっています。

手数料には「加盟料」と売上金額にかかる「加盟店手数料」があります。加盟店手数料は、お店の形態や業種によって異なる率が設定されており、売上代金の1%(家電量販店など)~7%(スナックなどの飲食店)となっています。

なおこの加盟店手数料、日本国内ではカード利用者には請求できないことになっていますので、カード会員は利用代金以外に上乗せされる心配をする必要はありませんが、外国(オーストラリア、アメリカの一部の州、イギリス、スウェーデンなど)では、加盟店がカード利用者に請求してもよい法律になっているため、「クレジットカード・サーチャージ」との名目で請求されることがあります。海外旅行の機会がある方は、ぜひ覚えておきましょう。

カード利用者からの手数料

カード会員が3回以上の分割払いやリボ払いを利用する際に支払う利息、キャッシングサービス、カードローンなどを利用した際に支払う利息もカード会社の大きな収入となっており、メリットとなっています。リボ払いに登録したり利用したりするとお得になるとのキャンペーンがよくあるのは、最終的にカード会社に手数料メリットとなるからですね。

カード利用者の年会費

年会費無料のカードも多くなっていますが、特定のサービスが付帯しているカード(例を挙げると、航空会社のマイルが貯まるカードなど)や、カードの利用限度額が高いカードは年会費が高めです。ゴールドカード、プラチナカードなども年会費が高いです。これらのカード年会費は直接、カード会社の収入源となっています。

その他広告収入など

カード提携サービスを提供する会社は、カード会員に、自社の商品を購入するときやサービスを利用するときカード払いをするとお得になることをアピールし、利用を促す目的で、カード会社に広告掲載を依頼しています。

カード会員とは、支払能力のあることがすでに審査で証明されている人たち。提携企業としては、自社商品を気に入ってもらうことができればそのまま続けて利用してもらえる優良顧客となる可能性も高いため、企業はカード会社に積極的に広告費を支払い、カード会員に向けて広告を出してもらうわけです。この広告収入も、カード会社の大きな収入源となっています。

実際に、企業の決算資料からその割合を紐解いてみる

例として、クレディ・セゾンの決算資料を見てみると、クレジットサービス関連事業の収益のうち、カードショッピングの収益は50.4%になっています。さらに、この内訳の61.1%が加盟店からの手数料収益です。次いで、リボ払いの手数料の収益が31.9%、残りは年会費による収益です。この比率を見れば、多くのカードが学生向けに年会費を無料にして勧誘しているのも納得ができますね。カード会社にとって年会費による収益はあまり大きな収入源ではありません。

クレディ・セゾン2016年3月期決算資料より営業収益内訳

参考:クレディ・セゾン:2016年3月期 決算資料

国際ブランドとカード発行会社(イシュア)は分けて考える

前の章でも少し紹介しましたが、「国際ブランド」と「カード発行会社」は、同じ場合と異なる場合があり、少々分かりづらくなっています。

国際ブランドには、VISA、Master Card、JCB、American Express、ダイナースクラブなどがありますが、VISAとMaster Cardは「国際ブランド」として世界的にカード決済の仕組みを提供しているだけで、カード発行業務は行っていませんので「イシュア」ではありません。

逆に考えると、VISAとMaster Cardブランドがついているカードは、必ず「イシュア」から発行されていることになりますね。

日本の「イシュア」の代表的な企業には「三井住友カード」や「クレディ・セゾン」などがあります。これらの会社は、カード会員に対してのサービスが主な業務で、カード会員への利用代金の請求と回収、会員獲得に向けたプロモーション活動、カード会員向けの提携サービスの情報提供、また提携サービスを提供する企業との連携なども行っています。

カード発行会社(イシュアー)と提携サービスの会社 も混同しないで!

カード利用者にとって、クレジットカード業界のしくみを知ることよりも重要なのが「提携サービスの会社」と「カード会社」を混同しないことではないでしょうか。

例えば、「マイルが貯まるカード」。航空会社と提携サービスがあるカードについては、どこまでが航空会社のサービスでどこまでがクレジットカード会社のサービスなのか、訳が分からなくなっている利用者がたいへん多いです。

マイルが貯まる仕組みを運営しているのは航空会社であって、カード会社ではありません。航空会社はカード会社と提携して自社サービスの利用を促しているだけであって、クレジットカード業務は行っていません。
この点を理解できないうちは、ポイント(マイル)のお得な貯め方も理解できないことになるため、早いうちに知っておくことをおすすめしておきます。

上記の仕組みや信用を担保するための第三者機関として、個人信用情報を管理する機関が存在

「入会申込をすると、信用情報などを元に支払能力を審査される」といわれますが、この「信用情報」の出どころは、第三者機関です。クレジットカードの利用規約にも機関の名前が載っていますが、「日本信用情報機構(JICC)」「指定信用情報機関(CIC)」「全国銀行個人信用情報センター(全銀協)」がそうです。

これらの機関では、各個人のお金の借入状況やクレジットカードやローンの申込状況、支払遅延の履歴などが記録され管理されています。それらの情報は、カード会社や銀行などから情報開示請求に基づいて随時提供されています。

「ブラックリストに載る」とは、ここに悪い情報が登録されてしまうことをいいます。次のカードの申込みや、ローンを申し込んだときの審査に悪い影響が出ると言われています。

カードの支払いを3か月滞納したり、日数は短くても支払いが遅れることが1年に3回以上あったりすると、ここに記録されてしまいます。その記録は5年間保存されます。他にも自己破産などの金融事故も、7年から10年といった長い期間保存されます。情報が保存されている間は、当然ですが、新しい金融サービスを申し込んだときの審査に悪い影響が出ることになります。

なお、個人でも自分の情報がどのように登録されているか知りたい場合、サービスは有料ですが、問い合わせることで情報開示してもらうことができます。

信用機関・ブラックについては当サイトにも詳しい記事があります。
クレジットカードのクレヒスの恐怖!ブラック・スーパーホワイトって何?どうやって回避する?

クレジットカードの本質を超えた魅力的な各種サービスの付帯も利用者にとってのメリットに

「信用による後払い」を可能にすることがクレジットカードの本質ではありますが、このことを「借金」と考えて敬遠する人がいることも事実です。でもこの「信用による後払い」に関心がない人までをも巻き込んで、これだけ広く普及した最大の理由は、魅力的な各種付帯サービスの存在にあるともいえます。

各種保険・補償

クレジットカードの付帯保険といえば、海外旅行保険のことを指すほど一般的になりました。海外旅行保険は、海外旅行には必需品であり旅行代理店等では数千円で申し込むこともできますが、カード付帯保険なら加入料無料で利用できます。(自動付帯の場合。利用付帯もあるので要注意)

年数回旅行する人には、多少カード年会費がかかったとしても、充実保障の海外旅行保険が付帯したクレジットカードを1枚持った方がお得になることが多いです。(なお、国内旅行保険も付帯しているカードも増えていますが、適用条件が複雑すぎて使いづらいことが多いため、補償内容と適用条件は、旅行前によく確認して理解しておく必要があります。)

当サイトの海外旅行保険に関する記事
海外旅行の傷害保険、自動付帯・利用付帯の違いは?傷害申請はどのようにする?

また、カードを紛失したり盗難に遭ったりした際にも盗難保険がついているので、速やかに利用停止措置を行えば、万一後日不正利用が発覚したとしても、カード会員の負担はありません。他にも、カードを使って買ったものが90日以内に破損した場合にはその代金が保障される、買い物保険(ショッピングプロテクション)が付帯しているカードも多いです。

電子マネーやポイントサービスとの統合

クレジットカードで支払った利用金額に応じてポイントが貯まるサービスは、ほぼすべてのカードに付帯しています。このポイントサービスをいかに上手に利用できるかどうかが、お得にカードを使えるかのカギともなっており、利用者の関心が高まっています。

以前はクレジットカード会社独自で運用され、貯まったあとの利用手段が限られていたポイントも、近年ではクレジットカードとは切り離して独立して運営されていた企業のポイントサービスと統合されて相互利用できるようになったり、電子マネーとして利用できるようになったりと、たいへん身近に便利になりました。

少ないポイント数で交換ができるようにもなり、実質的な「還元」が簡単確実にされることも、カード会員にはうれしい限りですね。

他ユニークな特典

前述のポイントサービスは、カードによって本当に多種多様のサービスが存在しますが、ポイントをカード利用代金の一部として毎月の支払いに利用できるものもあります。

ポイント以外の特典としては、例えばデパートやスーパーマーケットと提携のカードは、毎月数回特定の日にカードを利用すると(提示するだけでOKの場合もある)、5%程度の割引が受けられる特典がついているものが多いです。

また、遊園地、テーマパーク、映画館、カラオケ、飲食店などが割引になるもの、高速道路料金が割引になるものなど、家族が1人会員になっていれば、同行の家族全員お得になる特典がついているカードもあります。

期間限定入会キャンペーンを上手に利用しよう

長い目でみて普段ずっとお得に使えるカードを選ぶことはもちろん重要ですが、ひとつ別の考え方として、入会キャンペーンの特典を狙う方法もあります。目的とタイミングと特典の条件が合えば、入会して1回飛行機を利用しただけで、次の旅行は無料特典を利用できるぐらいのポイントがついたり、1万円の年会費が初年度無料になったりするカードもあります。

この通常1万円もの年会費がかかるようなカード(アメックス、ダイナースや・各会社上位のステータスカードに多い)は、海外旅行保険の補償内容が充実していたり、空港ラウンジや空港宅配サービスを利用できたりと旅行関連のサービスも充実しています。海外旅行のプランを立てはじめる最初にこのようなカードを申し込み、1年間だけこれらの特典を存分に利用させてもらうというのも、上手な特典の使い方と言えるでしょう。

年会費無料期間だけだとしても、カード会員がカード払いをたくさんして、提携サービスをたくさん利用することで、カード会社は加盟店と提携企業から十分な利益を得られていますから、カード会員がこのような使い方もしても大丈夫なわけです。

まとめ

さまざまな会社や機関のニーズが複雑に絡み合って、みんながWIN-WINになれるサービスを提供されているのがクレジットカードです。利用者として注意すべき点は、利息に注意し支払い(返済)が滞らないようにすることだけ。

初めてクレジットカードのことを知ろうとしている人や、クレジットカードの何かを不安に思っている人も、クレジットカードの仕組みをよく知って、安心して利用してください。

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クレジットカードの支払い遅延を起こさないための注意点まとめ!

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まずは確認。クレジットカードの延滞とは?

みなさんはクレジットカードの支払い期限をきちんと守ってますでしょうか。1人暮しをされている方だとクレジットカードのほかにも電気・ガス・水道・家賃・携帯電話と色々なタイミングで支払い期限が到来するので支払いに翻弄されている方もいるかもしれませんね。でも支払いの延滞だけは絶対にNGです。なぜならたった一度でも支払いを延滞すると、その記録は信用情報機関に登録され、約1年は履歴が残ってしまいます。

また、延滞が3カ月以上におよびブラックリスト化されると、もう新しいクレジットカードの申し込みや、車や教育のローン、キャッシングなどあらゆる金融サービスの審査がほとんど通らなくなってしまいます。そのため、延滞は絶対にしてはいけないと強く認識をしましょう。

ブラックリストとは?

まず、そもそも金融業界にブラックリストというものは正式には存在しません。金融業者が加盟している信用情報機関に、「事故情報」が載ってしまうことを一般的に「ブラックリスト」と読んでいます。この個人信用情報というのは、加盟しているクレジットカード会社や金融機関、ローン会社などが閲覧できるようになっているものです。

もっと詳しく知るなら、こちらから:クレジットカードのクレヒスの恐怖!ブラック・スーパーホワイトって何?どうやって回避する?

延滞になるまでのステップ

クレジットカードの引き落としは口座振替になっているケースがほとんどです。そのため、うっかりすると引き落とし当日に残高が不足して支払いが遅れるということは良くあることだと思います。ではこの状態は延滞でしょうか。実はこの状態ではまだ延滞ではありません。実は、延滞になるには時間的な猶予とクレジット会社の配慮があります。そのため、その猶予期間内にきちんと支払いを済ませれば延滞として信用情報機関に登録されることはありません。ちなみに延滞までのスケジュールはこのようなイメージです。

  • 残高不足で引き落としができない(支払い日当日)
  • 支払依頼書が自宅に届く(支払い日から約1週間後)
  • 支払依頼書の支払い期限の超過(支払い依頼書期限の1週間後)
  • クレジット会社からの期限までに支払わないと延滞になる旨の連絡。(さらに2~4日後)
  • クレジット会社指定の期限の超過(クレジット会社からの連絡の約1週間後)
  • 延滞

このように、実は引き落とし日当日から実際に延滞になるまで約1カ月弱の猶予があります。

また、そこまで到達するまでには、ご丁寧にクレジット会社からコンビニエンスストアで支払える支払い依頼書が郵送されたり、電話での注意喚起の連絡などが入るようになっています。ただ、だからと言って決して安心しないでください。なぜなら支払い依頼書で支払う段階でもうすでにクレジット会社へ支払う事務手数料(通常300円程度)が発生しているからです。

結論として、期限にきちんと支払わないことが、クレジット会社に迷惑をかけるのと同時に、無駄な手数料を支払うことにもなるということです。これではせっかく一生懸命ポイントを貯めていても元も子も無いですね。

延滞を起こさないための注意点

では、支払い延滞を起こさないためにはどうすればいいでしょうか。それにはこのような基本的なことをきちんと実行することが大切です。

  • 支払い日の確認
  • 口座の残高の確認
  • 支払い依頼書が届いたら期限までに必ず支払う
  • もし支払い依頼書の期限を超過したらすぐにクレジット会社に即連絡する
  • そもそもカードを使い過ぎない

基本ですね。ただ、支払い日とその当日の残高については忘れてしまうこともあると思います。そんな時は銀行のメールサービスを利用するのがオススメです。銀行のメールサービスでは前日までの引き落としの予告や、引き落とし日当日の残高不足を連絡してくれます。これなら忙しい方でも支払い依頼書を受け取る前に支払うことができそうですね。

また、遅延を起こさないために以下のポイントも最低限おさえておきましょうね。

銀行口座への入金を絶対に忘れないこと

まずは当たり前のことですが、銀行口座への入金を忘れないことです。人によっては引き落とし用の口座を分けている場合もあるかと思います。ですから、入金日を忘れないように、「毎月◯日には◯◯銀行へ入金する」というリマインダーを設定しておきましょう。

スケジュール帳で管理するのも良いですが、期日に携帯電話のアラームが鳴るように設定しておいたり、前述のように銀行のメールサービスで設定をしておくのも良いと思います。

リボ払いに変更する

指定日に引き落とせなった場合、その理由として、「そもそもお金が足りない」「お金はあるのに入金し忘れた」の2通りがあるかと思います。残高不足にならないよう、日頃から引き落とし日と金額を確認しながら利用するようにしましょう。そして、「今月はついクレジットカードを使いすぎてしまったな・・・。」という時には、あとからリボ払いや分割払いに変更できるサービスがありますのでそちらを利用しましょう。

1ヶ月にかかる負担を少しでも減らすことで、支払い遅延を防止することができます。一度、利用しているカード会社に問い合わせてみてくださいね。※金利が上乗せされるので、なるべく使わない方がいいですけどね。

給与振込口座から直接引き落としをする

口座引落が良いと書きましたが、お金が入っていない口座で、クレジットカードの引落前に毎月わざわざ入金しているようでは意味がありませんよね。会社の給与が振り込まれる口座など、メインで使っている口座を、そのまま引き落とし口座にしておくことが大切です。

そうすると、「入金忘れ」を防止することになり、しかも残高が潤沢なので、支払い日を意識せずとも、気が付けば自動で引き落としが完了しています。忘れっぽい人でもできる、遅延の防止策です。

支払い日を変更する

クレジットカード会社によっては、支払い日を変更できる会社もあります。たとえば、三井住友VISAカードは、カード発行後であっても支払い日を26日か10日に変更することができます。25日に給与が振り込まれる会社も多いので、26日を引き落とし日に設定しておけば、口座残高にビクビク気にすることもなくなり、スムーズに支払いをすることができます。

三井以外にも、支払日・締め日が変更できるカードをまとめています。こちらからご覧ください。
締め日と支払日って何?主要カード会社の締め日・支払日まとめ

引っ越しをした人は要注意!必ず登録住所を変更しておこう

クレジットカードの登録住所の変更を必ずしておくことも大切です。利用料金の延滞が発生して、「再引き落とし日のご案内」や「支払督促状」が登録住所に届いているにも関わらず、引っ越しをしたあなたは、現住所で気が付かないまま、知らない間に差し押さえされる危険性があります。

日本郵便では引っ越しをした後に、近くの事業所に転居届を出しておくだけで、1年間、旧住所あての郵便物を新住所に無料で転送してくれるサービスがありますが、引っ越しをして何年も経過している場合は、「宛先不明」で返送されてしまいます。自分でも気づかないまま状況が悪化することになりますので、もし住所が変わった場合には、すぐにクレジットカードの住所変更を行いましょう。

クレジットカードの引き落とし日に残高が足りなかった・・・!

残高不足のため指定日に引き落とせなかった場合、クレジットカード会社から再引き落とし日を案内するハガキ、もしくは書面が届きます。この案内は、だいたい引き落とし日から1週間前後で届くようです。この案内には「親展」と書いてありますが、表には「督促」とは書かれていません。ですから、シールをはがすか封筒の中身を見なければ、「督促の郵便」ということは分からないと思います。郵便物が届いたら早急に確認する癖をつけておきましょう。

案内には、指定日に引き落とせなかったこと、金額、再引き落とし日、延滞金がある場合には手数料のほか、支払いが確認できるまでカードの利用ができないことが記されています。二度目の引き落としがないカード会社の場合、コンビニや金融機関で利用可能な振込用紙が入っていることもあります。用紙が届いたらすぐ振り込みをしましょう。

残高不足に気付いたら・・・

再引き落とし案内が到着する前に残高不足に気づいた時、やむを得ない理由で前もって引き落とせないことがわかっている時は、早めにカード会社に連絡しましょう。早めに連絡しておけば、再引き落とし日を変更したり、カード会社の指定口座に振込みで支払うことができるので、それによって本来はかかる延滞金をゼロにできるかもしれません。返済の遅延という情報も信用機関に残ることになるので、なるべく早く対応するのがいちばんです。

また、信用情報が気になるという方は、開示請求を行いましょう。個人信用情報機関に記録されている記録は、1,000円ほどの手数料を支払うことで誰でも照会することができます。

引き落としの案内を放置しておくと・・・

再引き落としの案内がきているのに、口座に入金せずそのまま放置していると、クレジットカード会社から電話による支払いの督促がなされます。ちなみに、再引き落としがない会社の場合、一度引き落としができなかった時点ですぐに電話がかかってくることもあります。連絡がつくまで繰り返し電話はかかってきます。

電話では、「いつまでに支払いをするか」を約束します。電話でクレジットカード会社に伝えるときには、例えば「給料日が30日なので翌日以降なら支払える」というように、理由と日程を具体的に伝えることが大切です。支払い日は、確実に支払える、なるべく早めの期日を設定しましょう。支払日が延びると、その分延滞金も加算されていきますし、信用も失われていきます。

そして、この電話で約束した日にも支払えなかった場合、なおかつ何も連絡しなかった場合、カード会社によっては今後の更新を拒否されたり、強制的に解約処分にされる場合があります。その結果、その人の「個人信用情報」には「支払いの延滞」や「強制解約」などといったマイナス情報が記録されてしまいます。本来の引き落とし日から支払完了日までの期間によっては、強制解約にならなくても「延滞」情報が載ってしまうことがあります。

裁判になることも!?

3ヶ月の支払い遅延を続けると、裁判所から支払督促状が届くことになるのですが、それでも支払いをしない場合には、銀行口座や給与が差し押さえられることになります。支払督促状が届いてから二週間以内に異議申立てをして、クレジットカード会社と分割返済の交渉ができれば和解することができますが、その期限にも遅れた場合には、ただちに差し押さえが執行されてしまいます。ここまできてしまうと、生活にも大きく影響を及ぼしてしまいます。手遅れにならないように、早めに動くことが大切ですね。

まとめ

カードの支払い日に引き落としができない場合、カード会社によってはその日のうちであれば何度か引き落としをかけてくれる場合もあります。ですから、残高不足に気が付いたら、その日のうちにとりあえず口座に入金をしてしまいましょう。本来なら1日2日程度遅れたくらいでは信用情報に影響はありませんが、何度も繰り返すとさすがに危険です。気が付いたらすぐに支払いを済ませましょう。

クレジットカードの支払い延滞は自身の信用情報が汚れますので絶対にNGです。

支払うものが多くて管理が大変な方もいるかもしれませんが、実は延滞までにはある程度の時間的な猶予がありますので、必ずそれまでに支払うようにしてください。ただ、それに甘えるのは厳禁です。なぜなら支払い依頼書が届いた時点でクレジットカードへの事務手数料が発生しておりコストが無駄にかかっているのと、そもそもクレジットカード会社へ迷惑をかけているからです。延滞を起こさないためには支払い日や口座残高の確認など基本的なことばかりです。

そうはいっても多忙な日々で管理が難しいという方は銀行のメールサービスを利用してみてください。引き落としの予告と残高不足をアラートしてくれるので支払い遅延の発生リスクを大幅に下げられます。

人間は忘れる生き物です。そのため、自分の記憶に頼るよりは仕組みを利用した方が確実です。この機会にぜひ銀行のメールサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードが盗難・紛失した!こんなときどうする

クレジットカードの盗難・紛失時にまずやるべきこと

クレジットカードを盗難・紛失されたことはありますでしょうか。おそらくクレジットカードを盗難・紛失するときは、財布ごとどこかに置き忘れていたり、バックごと盗まれてしまったりなど、クレジットカードだけの被害ではないので相当なショック状態になると思います。そのような場面では冷静な判断がつかないとは思いますが、クレジットカードはモノや現金と違って対処をしないと被害が拡大してしまうもの。そのため、ある程度のパニック状態でも、まずはこの2点を早急に進めてください。

  1. 一刻でも早いカード会社への連絡
  2. 警察への被害届

まずカード会社に連絡することでカードの利用を止めることができますので被害の拡大を防げます。財布ごと無くなっている場合は複数のカード会社に連絡する必要があるかと思いますが、頑張りましょう。そして、忘れてはいけないのが警察への被害届です。これをしないと不正利用があったときのカード会社からの補償が受けられません。また、補償を受けるためには警察から発行される届け出番号が必要になりますので必ず控えておくようにしてください。

まずはカード利用停止!

まだまだあります。やるべきこと。

カードの利用を止めたあとは1週間から3週間程度で新しいカードが届きます。ここで注意していただきたいのが、この新しいカードは盗まれたカードを再発行したものですが、これまでのカードとは全くの別物だということです。そのため、公共料金・携帯電話などの支払いや、ネットショッピングの決済カードの設定はすべて設定し直しとなりますので注意しください。支払いができていないことに気が付かずに延滞料を請求されたり、もしくはサービスが止められたりする可能性があります。

クレカ自動引落し再設定を!

まとめ

クレジットカードの盗難・紛失がわかったら、まず真っ先にするべきはカード会社への連絡です。それによって不正利用の拡大を止めることができます。また、万が一不正利用があったときにカード会社からの補償を受けられるように同時に警察へ被害届も出しておいてください。そもそも論ですが、財布やバックを無くしたり盗まれたりしないようなリスク管理は、クレジットカードに限らず重要なことです。ぜひ意識して日々暮していただければと思います。