カード発行枚数は減少、逆に取扱高は増加、量より質になってきたクレジットカード業界、要因をまとめてみた


ネット通販などの市場が増大していることもあり、クレジットカードの使用は既に一般的になっています。カードでの買い物、取扱高は年々増加しています。

ただし、カードの発行枚数自体は、実は減少しつつあるってご存じでしたか?

クレジットカードも限られたカードだけが選ばれていて、競争が激化している証拠なのかもしれません。銀行系のカードだけでなく、交通系やネット系カードもありますし、どんなブランドのカードを選べば良いのでしょう?カードを選択するポイントやメリット、量より質になりつつあるクレジットカードの業界について、まとめてみました。

カードの取扱高は1年で7.7%アップ。共通ポイントの利便性アップもクレカ利用を後押しか

日本でのクレジットカード市場は成長が続いていて、ネット通販などの拡大を背景に、若い世代だけでなく年配者にも利用者は増えています。以前は現金払い派だった年配者にも、ポイント制度などの各販売店の利用促進キャンペーン等で、カードを持つ人が増えたためかもしれません。

特にインターネットの利用拡大とともに、ネット通販のメジャー化と、モバイル決済の普及によって、カード払いが可能なショップは増えていますね。コンビニやファミレス、ガソリンスタンド、家電量販店やホームセンターだけでなく、スーパーなどで日用品や食料品を購入するにも、レジで気軽にカードが使える時代になりましたよね。

どこへ行っても、クレジットカードを持っていれば、財布の中身を気にしなくて済むようになりました。

カードの取扱高(クレジットカードショッピング信用供与額)は2014年→2015年で7.7%アップ

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参照元:http://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_02_b.pdf

それだけカードで支払いをする人が増えているということで、今後もクレジットカードの市場拡大は間違いないでしょう。使用できるサービスやショップも広がって便利になってきただけでなく、実は共通ポイントの利便性もカード利用に一役買っているのです。

Tポイント、Ponta、楽天ポイント、dポイントなどの共通ポイントや、ポイント交換サイトなどの存在も、カード利用の後押しとなっています。

2010年からは3年連続で前年割れ傾向。翌年回復したもののカード発行枚数はまたも2014年→2015年で3.1%ダウン。

クレジットカードの利用額、取扱高は増えているのですが、実はカードの発行枚数は減少傾向となっています。

2010年-2013年までは発行枚数減少傾向に!

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【カード発行枚数の推移グラフ】
参照元:http://frequ2156.blog.fc2.com/blog-entry-68.html

1年回復に転じたものの、

2014年-2015年でまた減少傾向に。-3.1%、法人カードの発行は+36.8%と伸びる。

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【クレジットカード発行枚数調査結果】
参照元:クレジットカード発行枚数調査結果の公表について ※pdf

つまり新規加入者が増えているのではなく、1枚のカードで利用する金額が増えているのです。今まで現金払いをしていた人や場所で、カードを使って支払うケースが増えたり、カードでショッピングを愉しむ機会が増えたということでしょう。

クレジットカードを保有していても、海外旅行の時だけ使うとか、臨時的に緊急用としていた人も、以前は少なくありませんでした。財布に現金が入ってないときに、欲しいモノを発見したら困るから「念のために・・・」と財布に入れていると衝動買い用カードと言い切っている人も居たくらいです。

カードを保有していても実際にはあまり利用していない人も多かったのですが、最近では持っているだけでなく実際に使う人が増えているということでしょう。

流通系(量販店や百貨店)のカードなど、イオンやセブンカードなど普段の買い物で気軽に使え、クレジットカードで支払うとポイントを余分に付与されるケースもありますね。お得にポイントを集めて、上手に、便利に、使っている達人もかなり増えているのです。

系列別にみると、信販系カードはシェア大幅減少。銀行系・流通系は横ばい、交通系・ネット系など近年人気のその他のカードがシェアを伸ばす

クレジットカードには、一括払いだけでなく分割払いやリボ払いもあり、以前はローンと似たような利用方法をするケースも多かったのですが、ニコスやオリコなど信販系のカードはシェアは大幅に減少しています。

信販系カードとは、信用を販売する信販会社が発行するクレジットカードであり、元々は大手の信販系が日本でのクレジットカード業界を切り開いてきました。現在では、金融再編・業界の統廃合などが盛んになり、銀行系カードとの定義が曖昧となりつつあるのが現実です。

銀行系や流通系カードのシェアは安定的に横ばい状態ですが、「その他」に含まれるJRや私鉄など交通系クレジットカードや、楽天カードなどネット通販系のカードのシェアが伸びています。SuicaやPASMOなど電子マネーとの共通化や、オートチャージなどの利便性から交通系クレジットカードのメリットが大きく、他券種との併用や乗りかえが増えていると思われます。

インターネット通販でポイントが多く付与されたり、お得に買い物ができるネット系カード(Yahoo!や楽天)は特に若い人を中心に人気上昇中ですね。大人には羨ましいメリットの多い学生さん限定のカードもあり、「はじめてのクレジットカード」としても人気になっています。CMもガンガンやっています。

ガソリンの給油や高速道路のETC利用など、自動車を頻繁に利用する人ならカーライフ全般でポイントが貯まる交通系カードを選ぶ人も多いでしょう。

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※銀行系の一例
SMBCカード りそなカードセゾン みずほマイレージクラブカード 三菱東京UFJ-VISA

※流通系(百貨店・量販店)の一例
イオンカード セブンlカード/アイワイカード OMCカード ファミマTカード ゴールドポイントカード(ヨドバシ)

※信販系の一例
ニコスカード オリコ クオーク ジャックス セディナ アプラス

※メーカー系(電機メーカー系クレジット会社、自動車メーカー系クレジット会社)の一例
ソニーカード TS CBBICカード HondaC-card 日産カード 東芝Fカード Hitachi Card

※中小小売商の一例
日専連カード 日商連カード(NCカード)

※その他(石油、通信、鉄道・航空会社、ホテル、旅行業者など)の一例
NTTグループカード ビュー・スイカカード JALカード ANAカード 出光カード 楽天カード

参照元:http://frequ2156.blog.fc2.com/blog-entry-68.html

前述のデータからも、メリットが弱いカードはどんどん淘汰され、お得なカードやブランドが定着しているカードにユーザーの関心が向いている

クレジットカードの利用が一般化し、一人で数枚のカードを保有している人も少なくありませんが、よく利用するカードはおのずと決まってきます。ポイントや割引など、自分のライフスタイルによってお得なカードというのは利用頻度が高くなりますし、引き落としなど管理面からも絞って使用することがおすすめです。

以前は、クレジットカードは審査や発行基準が厳しく、固い職業や安定した収入が無ければ審査に通らない時代もあり、クレジットカードを保有していることがステータスでした。現代では発行基準がゆるくなっているケースもあり、発行枚数も2010年度まで増加していましたが、2011年からは減少傾向です。

審査の敷居が低くなっている分だけ、カード利用者の選択の幅も広がっていて、クレジットカード業界の競争が激化していると言えるでしょう。

一人のカードユーザーが、実際に支払いに使用するカードはメリットの大きいカードに偏ってきています。お得なカードや、ブランド価値の高いカードなどの利用率が高まり、メリットがさほど感じられないカードは財布にも入れて貰えないこともありますし、年会費が勿体ないと判断されることもあります。

「使わなくなったカードは手放すべき」とカードの断捨離を推進しているマネー評論家も少なくありません。

国際ブランドとして、価値の高いカードを持ちましょう

クレジットカードの右下のロゴマーク「VISA」「MasterCard」は、支払いの決済機能を提供している会社を指していて、一般的にクレジットカードの国際ブランドと呼ばれています。国際決済業務では世界1位のVISAカードや、「お金で買えない価値がある、買えるものはMasterCardで」のマスターカードが、決済カードのブランド的にも国際的な会員数や加盟店舗数などグローバルシェアは圧倒的です。

国内外を問わず、さまざまに利用の幅が広いのが特徴で、海外での優待やディスカウントなどのサービス網が広く展開されていますので、海外旅行など備えてカード作りで迷ったときはいずれかを選ぶと良いでしょう。
複数のカードを持つ場合は、国際ブランドをそれぞれに変えておくと、海外での加盟店もほぼ網羅されるので、おすすめです。

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まとめ

ネット通販やショップなどでもカードでの支払いが一般的となり、利用機会も増えています。消費者としては、便利でさまさまなシーンで使いやすく信頼性の高い、利用者が伸びているカードを持つべきでしょう。保有しているだけでステータスとなった時代は終わりましたので、クレジットカードも厳選して3枚程度とし、質で選ぶ時代です。お得なポイントや値引きなどのメリット、旅行などでの利便性、セキュリティやブランド価値など、いろいろな観点で質の良いクレジットカードを選びましょう。


失敗しないクレカ選びのポイント!

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